ブルトレ乗車の思い出


札幌から函館までと青森から上野までは機関車を見ながら至福のひとときを楽しめた。

自分の鉄道好きの原点は北斗星と中央線201だろう。

その中でも最後のブルートレインとなった北斗星は今でも記憶に新しい人たちは多いことだろう。

2008年改正までは日本海と共に二往復運行を守った寝台特急北斗星。

ロイヤル以外の設備は乗れたので自分の年齢からしたら贅沢なほど乗せてもらった列車。

パブタイムは格別な時間だった。

北斗星の最大のハイライトは予約制の夕食が終わったあとに始まるパブタイムだろう。ビーフシチューやピザ、おつまみワインといったメニューが用意されていた。

定期運行末期の頃は知っている人はロビーカーで早くから待って入れたが知らない人はあえなく入れず残念なことに…というのも実際見た。

半室ロビー。皆が寝静まる頃まで一人でいたのも良い思い出

北斗星の中でのエピソードはいくつかあるが、車掌さんとの会話が特に思い出に残る。

ーーーーー洞爺から長万部へ向けて走り始めた北斗星。その日は雪がかなり降っていたがなんとか定時運行をしていた。

洞爺から長万部の間で北斗星の革製品のキーホルダーや財布が売られていた。記憶では自分一人しかロビーカーにおらず一人が通りすがりで買った程度と記憶している。

その時の車掌さんは鉄道会社志望を志望しているんですと伝えると親身にご自分の境遇を話してくださった。一回落ちたけど手に職をつけて受け直したら入れたや、受けるときの気をつけたことなど。

当時の僕にはとても良いアドバイスで有り難く、今の自分に通ずる良い経験でした。あのときの車掌さんありがとうございました。

乗務員さんとの交流もできた長距離特急。昔ながらの空気を感じれたあの列車に今また乗れたらと考えると…

JRが全国一つの会社ならできたのでしょうね。7つの会社に分断されてはもう…

風向きが変わることを祈りながら新しい車両の誕生を待ちたいです。


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